自衛隊の駐屯地や基地の多くは毎年モニター(監視する人)を募集しています。
目的は駐屯地の隊務運営に関して駐屯地周辺に居住する人々の意見・要望などを聴取し、駐屯地と地域社会との一体化を図るのだそうです。
期間は一年間で、月に一回程度研修、聴講や装備品の搭乗体験、会議などに参加します。
昨年、富士駐屯地のモニター募集を目にして、どうせ当選しないと気軽に応募しました。今年の初めに電話でヒアリングがあり、なんと選ばれてしまいました。ヒアリング時に家族会の活動で「Webサイトに記事を書きます」と言ったのが功を奏したのかもしれません。
富士駐屯地は静岡県内に4つある陸上自衛隊の駐屯地の中の1つです。当駐屯地は小山町にあり、残りの板妻・滝ヶ原・駒門の3駐屯地は御殿場市にあります。東部に陸自の駐屯地が集中しているのは東富士演習場があるからだと思われます。
静岡市に災害等があった場合板妻の第34普通科連隊が担当してくれるのですが、富士駐屯地の特徴や役割については「富士学校がある」「東富士演習場の管理をしている」程度しか知りません。詳細についてはのちのち紹介していけると思います。
2022年4月18日、委嘱式に行ってきました。「委嘱」とは外部に業務を依頼することで監査的な意味合いを含んでいるそうです。初めて聞いた言葉なので調べましたが、委託・嘱託・委嘱の違いが全く分かっていませんでした。家族会に入ってからは知らない言葉がよく出てくるので都度調べるようにしています。私の語彙力が足りないのか、自衛隊で使用する言葉が一般的じゃないのかはわかりませんが、なかなか大変です。
あいにくの雨で肌寒い日でしたが、のんびり下道で向かい、10時半過ぎに富士駐屯地に着きました。
広報の方が門まで迎えに来てくれていて、参加者が揃ってから、自家用車で富士駐屯地内の本部庁舎まで移動しました。2階でしばし待機です。解嘱になる令和3年度モニターの方達は、一年間いろんな行事に参加され仲良くなっており、にぎやかにお話されています。今年度委嘱されるメンバーは初対面のためおとなしくしていて対照的です。広報の方に式の事前説明を受けた後、6階に移動し、解嘱・委嘱式が行われました。駐屯地司令に委嘱状を渡され、記念撮影しました。陸将との2ショット写真なんてなかなかない機会なので、子供に自慢してやります。
式の後は会食です。富士駐屯地では毎月18日の昼は富士ランチと呼ばれる自慢のメニューだそうです。とても美味しくいただきました。普段の私はコンビニのおにぎりで済ませてカロリーを抑えているのですが、月に一回でもこんな昼食が出るとなるとしっかり身体を動かして消費しないといけません。同年代の自衛官は若い隊員と同様の食事を食べ続けるのはキツイと思いました。

会食時には駐屯地司令といろいろお話させていただきました。モニターになろうとした動機や要望をお伝えし、また司令の各駐屯地での経験談や、娘さんが自衛官になったため地元の自衛隊家族会にも入会していることも教えていただきました(静岡自衛隊家族会はその家族会に比べてしっかり活動しているようです)。

会食後は広報の方に富士駐屯地の各施設を案内していただきました。各施設については次回の報告とさせていただきます。一年間のモニター活動を順次報告しますのでご期待ください。
また、自衛隊に関する要望などありましたらお知らせください。折に触れ打ち上げいたします。