【報告】海上自衛隊 厚木基地見学

駐屯地/基地および部隊

12月8日(金)募集案内所の青木さん、黒木さんのサポートの元、家族会会員11名で海上自衛隊厚木航空基地の見学に行ってきました。青木さんは以前厚木基地で勤務されたことがあるということで、今回の見学実現に尽力していただきました。7時半出発10時到着、10時から15時過ぎまで見学し、帰りは渋滞に巻き込まれ予定より1時間強遅れての帰着となりました。

厚木基地は米海軍航空隊と共用する基地です。神奈川県綾瀬市と大和市にまたがる500ヘクタールを超える広大な敷地にあります(実は厚木市ではない)。昭和16年に建設が始まり、第二次大戦後はアメリカに接収されたのち、昭和46年から日米で共有されています。

共有しているということで多くのアメリカ人およびその家族が基地内に住んでいます。ゴルフ場や米軍家族の住宅、ボウリング場、映画館、など各種娯楽施設などもある広大な基地なので、アメリカ旅行(+ショッピング)になることを期待していました。が米軍施設には入れずちょっと残念でした。

ですが見学自体は内容の濃いものになりました。 まずは入場が今までの駐屯地/基地に比べ厳格でした。マイナンバーカードが必須で、一人ひとりカードと本人を確認し入場パスを受け取ります。 神奈川県の家族会からも約10名の参加があったため、合同での研修となりました。 「引率者1人につき6名まで」という規定があるため、静岡家族会は基地広報官班と青木さん班の2班にて入場です。 まずは厚木基地広報官の案内で資料館での基地紹介と見学、バスに乗り格納庫へ、輸送機C130の機内見学、操縦席にも座れました、 続いて整備中のP1,P3の見学、整備中のP1哨戒機は大きく片翼に7~8名も乗って作業をしていました。

あっという間にお昼になります。 バスで移動し隊員食堂での昼食です。金曜日だったので予想通りメニューはやっぱりカレーでした。

午後は部品倉庫と消防、レスキューを見学します。 厚木基地の部品倉庫はとても大きく、航空機関連はすべて一旦厚木に入庫し保管します。各基地の要請により輸送隊のC130や小型のLC90で輸送するとのこと。 P3のタイヤ、P1のメインギヤといった大きなものから、電子機器、センサーなど小さな部品まで多種多様な部品がコンピューター管理され、しっかり保管されています。迷彩服を着た方が作業していなければ倉庫会社に見えることでしょう。

最後に消防レスキューの装備見学です。15トンの水と2つの放水銃を装備した大きな消防車を見学した後、放水実演が始まりました。とても迫力のある放水でした。

後はバスに乗り基地内を車窓見学をしながらゲートに到着です(予定を30分弱オーバー)。 基地広報官や核施設装備の説明や実演をしてくれた隊員の方たちはみなフレンドリーで楽しく見学を終えました。 自衛隊の基地とは違い米軍のいる基地は広くゆったりしており福利厚生も整っており、うらやましい限りです。 他の基地・駐屯地の自衛官も同じ待遇になればと思います。政府には頑張ってもらいたいものです。