朝9時まで総会の準備の為、家族会の理事は静岡護国神社直会殿に集合し、9時半までに準備を完了、その間國松会長お一人で拝殿に向かい神主様より家族会の安全と発展祈願の為の祓いを受けました。
定刻通り10時10分より総会が始まりました。
総会の司会は例年松永副会長に努めて頂きましたが、本人がケガの為で長期療養が必要になったため、鈴木理事に代役をお願いしました。

「定期総会次第」に沿って総会が進みます。
1.「開会の辞」で司会の鈴木理事が、会員総数119名委任状47名出席33名合計70名、よって過半数を占めますので本会は正常に開催を認めます。と、開会を宣言します。
2.「国旗に敬礼」では、皆さんご起立頂き正面の日章旗に向かって「礼」をし、続けて
3.「国歌斉唱」を行いました。
4.「殉職隊員に対し黙祷」:先の大戦による多くの犠牲者および志半ばで殉職した自衛隊隊員の方々に対し皆で1分間の黙祷を行いました。
5.「会長挨拶」:國松会長より国内外の憂慮すべき事や、私達家族会そして自衛官である私達の子供達への支援等について述べて頂きました。
6.「来賓方の紹介」:静岡募集事務所所長の成清陵太所長様が私達家族会総会にご来賓頂きました、また所長には総会終了後「講演」を頂く予定です。
7.「議長選出」家族会会則第13条に従い國松会長が議長に選出されました。
議事についての報告は、
●第1号議案の「令和6年度 事業報告承認の件」を栗本副事務局長より報告がありました。主な内容は
5月27日、富士総合火力演習は昨年に続きWebのみで参加はできない事
5月14日、駿府城公園の清掃活動が毎年春5月、秋11月に開催される事
12月21日、基地見学は「横須賀基地」が選ばれましたが、開催日1週間くらい前に横須賀基地より当日は見学の受け入れが出来ない連絡があり、急遽、横須賀基地軍港クルーズに変更、昼食後は猿島と戦艦三笠を見学しました。
●第2号議案の「令和6年度収支決算書」報告は河原会計より報告しました。
内容は諸物価や県おやばとの会費等の高騰、会員減少の影響で約10万円の内部留保の減少が生じました。
●上記決算内容に対して監事の梅原さんより、佐野昭次監査と二人で会計帳簿等を精査し決算内容に相違ない事を確認しましたとの監査報告でした。
●第3号議案の「役員変更に伴う役員退会」については、國松会長より監事の平川茂和さんから佐野昭次さんに変更を報告、また平川茂和さんは理事も退会されました。
●第4号議案「令和7年度 事業計画(案)」について栗本副事務局長より報告。今年度主な行事イベントは
5月18日駿府城公園清掃活動
6月8日富士総合火力演習見学参加
8月2・3日清水みなと祭り訓練艦乗艦見学
11月下旬岐阜基地見学
11月中旬駿府城公園清掃活動
12月23日静岡護国神社清掃活動(地本・家族会・協力会・友の会・隊友会の5者合同)による。
令和7年2月21日静岡音楽祭
2月下旬入隊激励会
●第5号議案「令和7年度収支計画書(案)」報告は河原会計より、今年度は昨年度より懸念されていた会費の減少に対する対策として、会費値上げ(第6号議案で会長より報告)や基地見学等の事業の開催を行う事で会費の減少分をカバーしていく内容の予算案です。
●第6号議案「会則一部改正に伴う承認の件」報告は國松会長より、毎年家族会会員の自然減はあったがその減少分の代わりそれ以上の入会者があり、会は維持出来ていましたが近年自衛官の入隊の減少に伴い、家族会への入会も激減してきています。
今のままでの家族会維持はなかなか困難な状況に直面している状況で会費の値上げと言う決断に至りました。今までの会費2,500円は約20年以上維持されてきましたが、今の情勢下では無理との判断をしました。新たな会費は3,500円です。
この案に付きましては全員賛成にて可決
●今期家族会入会会員の方の紹介、上野さん豊嶋さんのお二方です。
以上にて、総会を全て終了 10時45分
続いて、成清募集案内所所長より「災害・危機に備える ~危機管理の視点から~」と云う題目で講演を頂きました。11時より開演

今までの講演内容は国防とか安全保障とか私達にとっては身近な様で遠い場所での内容が殆どでした、今回の防災についてです。講演題目だけを聞きますととても地味に感じますが、これは大変重要な事だと気付かせて頂きました。
その内容を掻え摘まんで説明しますと。
まず2011年3月11日に発生した東日本大震災につて触れ、
自衛隊の活動内容が活動人員総数約320万人、車両約95万台、航空機約1,500機。人命救助について活動実績生存者19,286人収容遺体9,505体被害概要死者・行方不明者23,562名、避難紗最大387,000人
また、能登半島地震2024年1月1日発生、
自衛隊の活動人員約114万人、活動実績人命救助約1,040人、被害概要死者・行方不明299人避難者数最大41,000人
これらはまだ記憶に新しい災害ですが、次は我々が心しなければならない内容です、それは「南海トラフ地震・地震における被害見積」です。
この地震が起きた場合静岡県及び愛知県山梨県が被災地になるとのシュミレーションです。
静岡県の被害状況は死者9,300人、要救助者57,300人、建物全壊163,000棟震度6弱以上の地震が広範囲で発生…
この内容を聞いましたら他人事の様には感じられなくなってきました。
それでは、我々の備えはどうするか?まず、この様な規模が南海トラフ地震だと言う事を知っておくべきです。
また、近年の静岡県や近隣の他県の台風被害を紹介して頂きました。それらの内容に付きましてはこの紙上では書き切れないほどの内容でしたので割愛させて頂きますが、今回この成清所長の講演を拝聴し私達は自衛隊と関りをもっていますと、やれ他国の戦争は?隣国が攻めてきたら?とかに関心を持ち過ぎますが、
今回この防災についての講演を拝聴して先ず私達の目の前にある、身近な防災・災害と云う有事への備えが大事だと言う事を気づかせて頂いた講演でした。
有難うございました。
以上、全ての終了が12時でした。