オリンピック・パラリンピックへの支援

コラム

前回の東京オリンピック(1964年)、札幌冬季オリンピック(1972年)、長野冬季オリンピック(1998年)に続き、今回の東京2020オリンピック・パラリンピックも自衛隊は支援・協力をしています。

オリンピック等の決められた大会において、防衛大臣は自衛隊の任務遂行に支障を生じない範囲において必要な協力を命ずることができます(自衛隊法)。

今回の東京2020オリンピック・パラリンピックにおいては、陸・海・空の自衛隊員による支援団を編成し、以下の支援等を行います。

支援

  • 競技会場周辺を含む我が国上空及び周辺海域の警戒監視
  • 大規模自然災害等が発生した場合の被災者救援支援
  • サイバーセキュリティ対策

協力

  • 国旗等掲揚への協力
  • 射撃競技会場における医療サービスへの協力
  • 自転車競技における救急搬送への協力
  • セーリング競技における海上救護への協力
  • 会場内外の整理への協力
  • アーチェリー競技、射撃競技及び近代五種競技における運営協力

など

開会式のブルーインパルスの展示飛行は多くのニュースで報道されとても目立ちました。

開会式・閉会式や表彰式の自衛隊員による国旗の掲揚等もよく目にしました。

それ以外でも約8,500名もの隊員がオリンピック・パラリンピック運営を支えました。酷暑の中、屋外での支援・協力も多かったと思います。

ワクチン接種、災害支援、オリンピック・パラリンピックの支援・協力と自衛隊のみなさんには本当に頭が下がります。お疲れ様でした。