【富士駐屯地モニター】3 航空機体験搭乗

駐屯地/基地および部隊

2022年10月13日、あいにくの天気でしたが、体験搭乗に行ってきました。立川駐屯地からUH1J:多目的ヘリが来てくれて、約10分程度搭乗させてくれるイベントです。富士駐屯地のモニターなので参加できたのですが、他にも10名以上参加されてます。富士駐屯地の隊員が声を掛けて集まる地元の方達だそうです。

まずは、資料館で全体の説明があり、搭乗のグループ分けをされました。その後戦車等が展示してある芝生の広場へ移動し、注意事項等の説明がありました。主な注意点は以下の通りです。

  • ローターによる下向きの風:ダウンウォッシュが発生するので、飛ばされるものを持たない
  • ローターは2mくらいの高さまで下がることがあるので、頭を低くして近づく
  • 前面にあるピトー管に触らない
  • テールローターがあるので、搭乗ドアから後ろには行かない
  • 機内の黄色の枠、ドアノブ、窓、スイッチに触らない
  • 乗り込む/降りる際は写真撮影しない
  • 運転席周りの写真撮影はオッケー

ヘリコプターに乗るのは2回目です。1回目は30年以上前に岐阜県の新穂高で乗りました。たしか前席に座り足元がよく見える機体でかなり怖かった記憶があります。乗員もパイロットと家族4人だけの小さな機体で、ふらふらと飛んでたことを覚えています。それに比べ今回のUH1Jはパイロット2名以外に11名乗れるのでかなり大きい機体です。インターネットで調べたスペックは以下の通りです。

  • 全長:17.44m
  • 胴体幅:2.86m
  • 全高:3.97m
  • 主回転翼直径:14.69m
  • エンジン:T53-L-703ターボシャフトエンジン(1800hp)
  • 最高速度:240km/h

自分の搭乗時間が近づいてきたので広場へ行くと、認識票を渡されました。戦争映画で兵士がつけている金属製の長丸プレートが2枚ついているネックレスです。アメリカではドッグタグ(犬の札)と呼ばれているもので、兵士が死亡したとき、1枚を持ち帰り、もう一枚は遺体に残していくという使い方をするそうです。あとで調べたんですが、自衛隊では1枚を隊員がネックレスのようにして身に着け、もう1枚は部隊で持っているとのこと。また、自衛隊員が全員常に身に着けているものではなく、「訓練に参加」「海外派遣に従事」「航空機に搭乗」など身に着けるときは限定されているそうです。だから今回認識票を身に着けることになったんですね、さすが自衛隊、厳格です。

さて、準備もできいよいよ搭乗です。着陸してくるところを動画撮影したのでご覧ください。芝生が舞うところなどはなかなかの迫力だと思います。

着陸してくるUH1J

大きい機体ですが風が強い日だったからか、なんだかふらふらしてるように見えます。変な想像はしないことにして、御殿場遊覧を楽しむことにします。

UH1Jに乗った後は装甲車とトラックの体験搭乗をさせていただきました。トラックの荷台に乗る経験は自衛隊員しかできないことなのでいい経験ですが、今回応援ということで通信科の女性隊員が一緒に搭乗していたのは気の毒でした。

この日はなんだか寒い日でした。また駐屯地付近は標高も高いので、ちょっと震えるほどの気温です。体験搭乗は午前中で終わったので、少し足を延ばし吉田うどんとほったらかし温泉を堪能してきました。