2021年10月30日~31日に防衛医科大学校の文化祭:並木祭が3年ぶりに開催されました。通常なら近隣の方含め外部の方がいけるイベントで、防衛医科大学校に入ることができる数少ないチャンスです。ですが今年はコロナ禍による影響で学生募集に関係する方やOB/OG、保護者などの事前の申込者だけが入校を許可されるというイベントでした。
保護者枠で事前申請して10/30(土)午後のみの見学になりましたが、様子をレポートします。
並木祭も通常の大学祭と同様に模擬店があり、その他さまざまなライブを中心に構成されています。
主なライブイベントを列挙します。
- チアダンス
- 水泳部「WATER防医’s」
- 書道部「書道パフォーマンス」「作品展示」
- 合唱有志「アカペラライブ」
- ピアノ愛好会による発表
- 筝曲同好会による発表
- 空手道部による演舞
- 合唱部による発表
- 合気道部による演武
- NDMC×JSCW Brass bandによる発表
- 弦楽アンサンブル部による発表
- 演劇部(劇団尾離馬亜)による発表
- 音楽部による発表
- FENS DANCE SHOW
- NAMIKI FACTORY
- 学生企画 のど自慢大会とお笑い祭り
- お笑いライブ(プロ)
また、医大らしいちゃんとした講演や展示もありました。
- 山岳同好会OG・OBによる登山医学講演会
- 医学研究展示
- 看護展示
- 健康診断
- ヘモグロビンA1C測定
- 血糖値測定
- 血管年齢測定
- 体組成測定
その他は防衛省の管轄ということもあり、「航空自衛隊入間基地太鼓部によるステージ」や「海上自衛隊東京音楽隊コンサート」もありました。ちなみに海自音楽隊のコンサートは応募したけど外れました。
しかし実は多くの保護者の目玉イベントは「観閲式」でした。
陸海空が毎年持ち回りで行う観閲(艦)式のうち、今年は陸上自衛隊による観閲式でした。通常なら全国から集まる部隊とともに防衛医大も観閲行進をするのですが、今年はコロナ禍による規模縮小ということで参加ができませんでした。その代わりに並木祭で観閲行進を披露することになりました。
医学科の1.2.3年生、看護科の1.2年生で構成された部隊が校内で観閲式を行いました。
私はこんな真面目な行進をしたことがないのでよくわかりませんが、歩幅・姿勢・腕の振り方・顔の向きなど歩くだけでも体に染み込ませることはたくさんありそうです。また整列時等の所作もいろいろあり、一人だけ間違えると目立つから緊張感も強いられる大変なことだというのは想像できます。
軍隊の行進というと中国や北朝鮮の軍事パレードを想像し、嫌なイメージを持つ方もいると思います。
私も以前はこれらの国が威嚇しているものとしてとらえ、いい印象はありませんでした。しかし、自分の子がいざ行進しているのをみるとガラリと変わります(生粋の親バカなので)。なんてかっこいいんだ、行進曲っていいなあと。軍艦マーチは、はだしのゲンを思い出して悲しくなるけど、分列行進曲ってのは哀愁があってかっこいいなあ。なんて思うようになりました。ちなみに分列行進曲は明治時代に陸軍の顧問をしていたフランス人が作った曲です。
話が逸れましたが、コロナ禍による影響でこの並木祭の準備は大変だったと思います。非常事態宣言下で計画を進めて、開催の1ヶ月前に宣言が解除されたのですから内容変更等やることは膨大だったことでしょう。実行委員の方々お疲れ様でした。
以下に並木祭の様子を紹介します。写真は防衛医大写真部が撮影したものを引用しています。