自衛官アスリート

コラム

オリンピックには特定の競技で少なからず自衛隊員が出場していますが、選手の皆さんは自衛隊体育学校(Physical Training School: PTS)に所属しています。


自衛隊体育学校というのは、朝霞駐屯地内にある陸海空共同の機関で、目的は以下の3点です。

  • 部隊等における体育指導者の育成
  • オリンピック等国際級選手の育成
  • 体育に関する調査研究

第二教育課がオリンピック等の国際級選手を育成しているところです。ここに所属するには体育特殊技能者として自衛隊に採用されるか、自衛隊に入隊して6ヶ月間の教育後に特別体育課程学生候補者集合訓練で選考に残る必要があります。なんとかここに入れたとしても、結果を出せないと1年で退学になる厳しい学校です。ただし所属している間は一般的な演習訓練や災害派遣などは免除され、食堂なども一般隊員とは違うとのことです。優遇されるといってもおこなっているトレーニングを考えると当然のような気もしますが…。


育成している競技は、レスリング、ボクシング、柔道、アーチェリー、射撃(ライフル・ピストル)、ウェイトリフティング、陸上(マラソン・競歩)、水泳、近代五種、カヌー(スプリント競技)、女子ラグビー(7人制)および冬季種目のバイアスロン、クロスカントリースキーです。
オリンピックでメダルを狙うような選手達がいるということもあり、施設、指導、サポートなどはとても充実しているそうです。

以下が今回のオリンピックに出場した選手の一覧です。10競技に17名が参加しました。

みなさん、お疲れ様でした。